今回は大阪市内で行った、鉛製給水管(鉛管)からの水漏れに伴う配管修繕工事をご紹介します。
工事現場で既設の給水管から水漏れが発生したため、修理のご依頼をいただきました。現地で確認したところ、地中に残っていた古い鉛製給水管から漏水していることが分かりました。
漏水箇所周辺を掘削して配管の状態を確認し、漏水していた鉛管部分を撤去したうえで、新しい塩ビ管へ交換して給水管を修繕しました。
地中の鉛製給水管から水漏れ
給水管からの水漏れは、蛇口やトイレなど目に見える場所だけで発生するものではありません。
地中や床下など、普段は確認できない場所にある給水管から漏水することもあります。

今回の現場では、漏水箇所周辺を掘削して既設の給水管を確認したところ、古い鉛製給水管が残っており、その部分から水漏れしていることを確認しました。

築年数の経過した住宅や建物では、現在一般的に使用されている配管へ交換されていても、地中などの一部に古い鉛管が残っている場合があります。
また、地中で漏水している場合には、地面が濡れている、水道を使用していないのに水道メーターが動いている、水道料金が以前より高くなったなどの症状から水漏れが見つかるケースもあります。
漏水していた鉛管を塩ビ管へ交換
今回は漏水箇所と既設配管の状態を確認したうえで、漏水していた鉛管部分を撤去し、新しい塩ビ管へ交換して給水配管を修繕しました。
古い給水管の水漏れ修理では、漏水している箇所だけでなく、既設配管の材質や状態、配管経路、既存配管との接続方法などを確認したうえで施工方法を判断する必要があります。
特に地中に埋設されている給水管は、掘削して初めて配管の材質や状態が確認できることもあります。
新しい給水管を接続した後は通水を行い、修繕箇所や接続部分から水漏れがないことを確認しました。

正常に給水でき、漏水が解消されていることを確認して配管修繕工事は完了です。
大阪市では鉛製給水管の解消を進めています
大阪市水道局では、安全・安心な水道水を安定的に届けるため、鉛製給水管の解消を目指しています。
大阪市では鉛管がかつて給水管の材料として広く使用されていましたが、昭和56年に道路部分で使用禁止、昭和62年には宅地内で使用制限となり、平成6年から全面的に使用禁止となっています。
そのため現在でも、築年数の経過した住宅や建物では、地中などに古い鉛製給水管が残っている場合があります。
水道水に含まれる鉛については、人への健康影響を考慮して水質基準が強化されており、現在は1リットルあたり0.01mg以下と定められています。
大阪市水道局では、水道水を弱アルカリ性にすることで鉛管からの鉛の溶出を抑える対策も行っています。

一方、鉛製給水管が使用されている場合、長時間水道を使用しなかった後などには、ごくわずかに鉛が溶出する場合があるため、朝一番や長期間留守にした後には、最初のバケツ1杯程度の水を飲み水以外に使用するよう案内されています。
古い鉛管が残っている場合には、水漏れの有無だけでなく、今後の給水設備の維持管理も考えて取替を検討することが大切です。
大阪市では鉛製給水管の取替工事に助成制度があります
大阪市では、宅地内に残っている鉛製給水管の解消を進めるため、**「宅地内における鉛製給水管取替工事助成制度」**を設けています。
対象となるのは、水道メーターから宅地内の給水装置末端までに存在する鉛管の全部または一部を、基準に適合した鉛管以外の給水管へ取り替える工事などです。
条件を満たした場合には、鉛管の取替延長に応じて算出された工事費の2分の1、上限20万円の助成を受けられる場合があります。

大阪市指定給水装置工事事業者が施工することなどの要件があり、すべての鉛管修繕・取替工事が助成対象になるわけではありません。
そのため、大阪市内で鉛製給水管の交換を検討する場合には、工事を行う前に助成制度の対象となるか確認しておくことが重要です。
古い給水管では地中漏水にも注意が必要です
築年数の経過した住宅や建物では、鉛管に限らず、長期間使用されている給水管や接続部分の劣化によって水漏れが発生することがあります。
特に地中漏水は目で確認することが難しく、発見が遅れるケースがあります。
水道をすべて止めているのに水道メーターが回っている、地面の一部分だけいつも濡れている、水道料金が急に高くなったなどの場合には、地中の給水管から漏水している可能性があります。
こうした症状がある場合には、漏水箇所を確認したうえで、既設給水管の状態に応じた水漏れ修理や配管交換を行う必要があります。

鉛管の水漏れ・給水管の修繕は水道救急サービス京阪神へ
水道救急サービス京阪神では、蛇口やトイレなどの一般的な水漏れ修理だけでなく、鉛製給水管(鉛管)からの漏水修理、地中の給水管の配管修繕、老朽化した給水管の交換工事にも対応しています。
今回のような鉛管からの水漏れについても、漏水箇所や既設配管の状態を確認し、必要な範囲を判断したうえで配管修繕を行います。
鉛管からの水漏れ、地中漏水、水道メーターが止まらない、古い給水管を交換したいなど、給水管の水漏れ・配管修繕でお困りの場合は、水道救急サービス京阪神までご相談ください。